Artist Profile
Calle Real (カジェ・レアル | スウェーデン)
度肝を抜かす! ヨーロッパ発 型破りティンバサウンド
「ラテンのリズムを血に持たない北欧人に真のティンバは演奏できない」という観念を打ち破り、デビューアルバム “Con Fuerza” がラテングラミー賞プレノミネート、フランスの「ディスク・オブ・ザ・イヤー」に輝くなどラテン音楽界に新風を吹き込んだカジェ・レアルが遂に日本サルサファンの前に登場。
世界のポップシーンに新風を吹き込んだAbba,RoxetteやEuropeに続き、Calle Real~カジェ・レアル~は、スウェーデンから世界に“21世紀のティンバミュージック”を発信し、注目を浴びている。
1999年結成。パトリシオ・ソブラド(リーダー)の呼びかけでトリオで発足。当初は、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブでお馴染みのキューバ伝統音楽を演奏しており、メンバーを増員しながらキューバのソンへ進展し、最終的にティンバへ到達した。
ティンバとは、ラテン音楽サルサをハードで切れの良いリズムに仕上げた、アフロキューバンスタイルの音楽である。起源は、90年代初頭にNG La Bandaが創ったといわれ、その後、Charanga Habaneraや、Isaac Delgado、Paulito FG、Los Van Vanなどのキューバトップミュージシャンが発展させていったリズムである。もともとティンバは、Hip Hop、R&Bなどのアフロアメリカンスタイルリズムだけでなく、ファッションや込められたメッセージなど、共通点がある。
世界的にここ数年、ヒスパニック、ラテン音楽と文化に対する興味が増えていることからも、カリブ音楽のグランドにスウェーデン人が加わることも自然な動きであるが、Calle Realの特別なところは、ティンバというジャンルの枠にとらわれるのではなく、様々なジャンルの素材をうまく取り入れ、常に新しい音楽を提供しているところだ。
そんな多様なジャンルの素材を取り入れたバンド、“Calle Real” のコンサートには、ラテンコミュニティー、サルサファンはもとより、首都圏のクラブで踊っているようなHip Hopも彼らのステージを楽しむほど、幅広いジャンルのファンが集まる。
デビューアルバム”Con Fuerza~コン・フエルサ~”は、楽曲全てがメンバーのオリジナル。楽曲制作にはメンバー全員が携わり、“キューバのリズムで演奏されるポップミュージック”だと自称している。
メンバー10名全員スウェーデン国籍だが、中にはチリ(リーダー パトリシオ・ソブラド)、キューバ(リカルド・バルデス:著名なピアニスト ベボ・バルデスの息子)、ポーランド(トランペットとトロンボーン奏者)などの出身地のメンバーもおり、多様な人種が共存するスウエェーデンを象徴している。 メンバーの大半がキューバで音楽を学んだ。
活動を開始後、スカンジナビアで最も重要なフェスティバル Umea, Urkul, Linkoping Jazz & Blues や、ストックホルムジャズフェスティバルなど、様々な国際フェスティバルから出演依頼が寄せられ、国内外で活躍している。
2003年にはキューバから招待を受け、キューバのトップミュージシャンが集い、憧れる、最も偉大な音楽フェスティバル“Benny More”フェスティバルに出演し、話題となった。現地音楽関係者や観客からは、親しみなれたキューバ音楽の要素を取り入れ、かつ新鮮で、魅力的とコメントしている。この快挙は、ドキュメンタリーとして録画され、スウェーデンのテレビ各局で放映された。
【メンバープロフィール】
Patricio Sobrado(トレス、ギター、アレンジ、作曲)リーダー。
チリ伝統舞踊を指導していた母や、父方の親戚でチリで有名なグループLos Jaivasメンバーがいたことなどもあり、幼少時代より音楽に目覚める。
独学でギター、トレスを習得。キューバ旅行の際にトレスという楽器と出合い、興味を持った。音楽の特別教育を受けたわけではなく、大学では土木工学を専行し、エンジニアの資格を持つ。1999年Calle Realを結成し、設立メンバーの一人。小編成のキューバ伝統音楽や、フォーク音楽グループでも活動している。
Thomas Sebastian Eby(メインボーカル)
スウェーデンとハバナ市(キューバ)のCNSEAでパーカッションを学ぶ。類まれなる繊細さと、巧みな奏法でバンドの中でも頭角を現している。パーカッション奏者として才能を発揮するも、現在はボーカル、コーラスとして国内で名を馳せる。Calle Realでは、4年間コンガ奏者とコーラスとして活動し、2004年からメインボーカルとして活動している。
Karl “Kalle” Frid(トロンボーン、グイロ、コーラス)
ロンドンの英国王室音楽院と、ハバナ市(キューバ)のCNSEAで音楽を学ぶ。2003年よりメンバーとなり、当初は金管楽器を担当。その後、コーラス、グイロに転向し、コンサートでは重要な役割を果たす。Kalleは、スウェーデン音楽シーンでは高い評価のミュージシャンから取った。
Gunnar Thullberg(ピアノ、キーボード、ギター)
キューバ・ハバナ市で音楽を学ぶ。2002年よりギターリストとしてバンド加入後、バンドが音楽の方向性をモダン化した際、ピアノに転向。現在はその高い音楽性が評価され、スカンジナビアのトップサルサピアニストと称されている。彼がとるテンポ、リズムと旋律は、バンドのリズムと調和を取るのに欠かせない。
Rickard Valdes(コンガス)
音楽一家に生まれ育つ。父は5回のグラミー賞受賞暦を誇るキューバの著名なピアニストBebo Valdes、同じくキューバを代表するピアニストChucho Valdesの弟という、すごい遺伝子の継承者である。2000年からメンバーとして加入し、ボンゴ、ティンバレスを経て、現在はコンガスを担当。Calle Realのリズムセクションに欠かせない存在だ。ミュージシャンとして、父のグループで8年間活動し、その際、グラミー賞受賞アルバムとなった”Lagrimas Negras”と”Bebo de Cuba”の収録にも参加。現在は、打楽器奏者として、Bebo Valdes, Chucho Valdes, Alicia Keys, Paquito D’Rivera, Giovanni Hidalgo, Jerry Gonzalesなどの世界名の著名なアーティストと共演している。
Andres Unge(ベース)
最も多彩でなヨーロッパのセッションミュージシャンとして人気がある。ベース奏者として有名だが、ヨーロッパのラジオ局のプロデューサーとしても著名な人物である。コペンハーゲン(デンマーク)のMusikkonservatoriet王室音楽院を卒業し、Ricky Martin, Christian Waltz, Simone Moreno, Robyn, Jennifer Brown, Jessica Folcker, Stephen Simmondsと共演。
スウェーデンの様々なオーケストラのディレクターや、Westlifeやフォーク歌手Sofia Karlssonなどのアーティストのレコーディングも手懸けた。
2003年からメンバーとして活動し、リズムセクショクンには欠かせない人物。世界でも数少ないAzola Babyベースの所持者であり、この楽器はキューバンティンバミュージックには欠かせないものである。
Petter Linde (トランペット)
ストックホルムの王室音楽院Kungliga Musikhogskolan卒、ジャズ、アフロアメリカン音楽を専攻する。2001年よりバンドに加入、金管楽器セクションのアレンジを担当。アレンジャー、セッションニストとして、スウェーデンのミュージシャンとも活動している。
Harry Wallin(ドラム、ティンバレス)
様々な音楽院でドラムを学ぶ。Pop, Rock, R&B, Soul, Jazz, Afro Beatなど、幅広いスタイルのレパートリーを持ち、Calle Real加入後は、ティンバも演奏する。
父はJazzピアニストPer Henrik Wallinで、幼少から音楽一家で育ち、音楽教育を受ける。2002年からバンドに加入、ドラム奏者として活動を開始し、後にキューバンスタイルのティンバをティンバレスも演奏するようになった。スウェーデンの様々なアーティストからもセッションアーティストとしてのオファーも多い。
Jacek Onuskiewicz(トランペット)
ポーランド生まれ。13歳よりトランペットを始め、王室音楽院Kungliga Musikhogskolanで学んでいる。2005年からメンバーとして加入し、バンドでは高音部門のスペシャリストである。スウェーデンの様々なアーティストのスタジオミュージシャン、コンサートミュージシャンとしても活躍している。
Cezary Tomaszewski(トロンボーン)
ポーランド生まれ。様々な音楽院で学び、現在ではスウェーデンを代表するトロンボーン奏者と称される。2005年よりバンド加入。